🛤️ 電車のガタンゴトンの正体
公開 ・更新
といかけ
「でんしゃの「ガタンゴトン」って、何の音だと思う?」
こたえ
あれはレールとレールのつなぎ目を、車輪がこえるときの音。レールは夏の暑さでのびるから、わざとすき間をあけてつないである。最近は1本の長〜いレール(ロングレール)で、音が減った区間もあるんだ。
🗣️ 子どもとの話し方
話ごとに開いて読みます。どの話も、そこで終わってかまいません。
入口といかけ → かんさつ → たねあかし
「でんしゃの「ガタンゴトン」って、何の音だと思う?」
💭 答えに詰まったら
「ガタン、ゴトン…と、同じリズムで聞こえるよね。車輪の下のレールは、ずっと1本でつながっているのかな?」
それでも出てこないときは3択に。「じゃあクイズ。レールのつなぎ目のすきまは、何のためだと思う?」
- 音を出すためのすきま
- 伸びてもぶつからないためのすきま
- 作るときの失敗
当たっても外れても、「なんでそう思ったの?」と理由を聞いてから先へ進むと会話が続きます。
音のリズムに耳をすませてみよう。ガタン、ゴトン…。新しい路線だと、音がほとんどしないことがあるよ。ちがいに気づけるかな?
たねあかしあれはレールとレールのつなぎ目を、車輪がこえるときの音。レールは夏の暑さでのびるから、わざとすき間をあけてつないである。最近は1本の長〜いレール(ロングレール)で、音が減った区間もあるんだ。
🌀 もう一歩
「じゃあ、すきまは夏と冬でどっちが広いと思う?」
ここで終わらせず、もう一往復すると会話になります。
💬 こう聞かれたら
「すき間がないと どうなるの?」→「夏にレールがのびて、ぐにゃりと曲がってしまって危ないんだ」
⚠️ 安全メモ
ホームでは白い線(黄色い点字ブロック)の内側にいようね。
🔎 もっと知りたい人へ
レールのすき間は、夏の暑さで金属が伸びてもぶつからないようにするためのもの。鉄は温度が1℃上がると1mあたり約0.012mm伸び、25mのレールなら気温が30℃変われば約9mm伸びます。最近は溶接でつないだ「ロングレール」が普及し、ガタンゴトンの音は減りました。技術が進むほど、あの音は聞けなくなっていきます。
✏️ やってみよう2問
(1) 50mのレールは、気温が30℃上がると何ミリ伸びる? (鉄は1mあたり1℃で0.012mm伸びる)
こたえを見る
0.012×50×30=18mm。25mのレールの2倍。レールが長いほど伸びも大きくなる。200m以上つないだロングレールは、まくらぎと砂利でがっちり押さえて真ん中が伸びないようにし、動く両はし(それぞれ100mくらい)の伸びを「伸縮継目」という特別なつなぎ目で逃がしている。
(2) レールのすき間が、夏と冬でどちらが広いか予想してみよう。
こたえを見る
冬のほうが広い。鉄が冷えて縮むため。夏は伸びてすき間が狭くなる。すき間が足りなくなると、レールが横に押し出されて曲がってしまうので、すき間の大きさはきちんと調整されている。
🔗 ほかにも
道路の橋にもギザギザのつなぎ目がある(車で通るとガタン!)。「ものは温めるとのびる」は鉄橋や水道管の設計でも大事。
📚 出典・参考にした情報2件
このページの内容は、次の情報で確かめました(2026年10月10日確認)。 誤りに気づいたときはお問い合わせからお知らせください。
- 日本民営鉄道協会「鉄道用語辞典「レール」」
- 北海道大学 CoSTEP「延びても大丈夫 ロングレールと伸縮継目」