🌞 影はなぜできる? 太陽の反対側にできるわけ
公開 ・更新
といかけ
「自分の影、どっち側にできるか分かる?」
こたえ
影は、太陽の光を体がさえぎったところ。だから、いつも太陽の反対側にできるんだよ。
🗣️ 子どもとの話し方
話ごとに開いて読みます。どの話も、そこで終わってかまいません。
入口といかけ → かんさつ → たねあかし
「自分の影、どっち側にできるか分かる?」
💭 答えに詰まったら
「太陽は見ないでね。お日さまが当たって ぽかぽかするのは、体の前かな? うしろかな? じゃあ影は?」
それでも出てこないときは3択に。「じゃあクイズ。自分の影は、どっち側にできると思う?」
- 太陽のある側
- 太陽の反対側
- いつも自分の前
当たっても外れても、「なんでそう思ったの?」と理由を聞いてから先へ進むと会話が続きます。
太陽は見ないで、地面の影を見ながらやってみよう。お日さまを背中にして立つと、影はどこにできるかな? くるっと回ったら、影はどこにいった?
たねあかし影は、太陽の光を体がさえぎったところ。だから、いつも太陽の反対側にできるんだよ。
🌀 もう一歩
「朝と夕方で、影の長さは同じかな? 明日ためしてみようか」
ここで終わらせず、もう一往復すると会話になります。
💬 こう聞かれたら
「影と競争できる?」→「できるよ。でも追いつけないんだ。影はきみといっしょに、同じ速さで動くからね」
⚠️ 安全メモ
太陽を直接見ないでね。
🔎 もっと知りたい人へ
影の長さは「太陽の高さ」で決まります。紀元前240年ごろ、エジプトのエラトステネスは、夏至の日の正午、南の街シエネでは太陽が真上に来て影ができないのに、北のアレクサンドリアでは棒に影ができることに目をつけました。影から分かる太陽の傾き(約7度=円の50分の1)と、2つの街のあいだの距離を使い、地球が丸く、太陽の光はまっすぐ平行に届くと考えて円周を計算したのです。当時の長さの単位をどう換算するかで約4万〜4万6千kmとなり、実際の約4万kmに近い値でした。棒と影と距離だけで、地球の大きさが分かったのです。
✏️ やってみよう1問
朝・昼・夕方の3回、同じ場所に同じ棒を立てて、影の長さと向きを記録してみよう。
こたえを見る
影は朝は長く西向き、お昼ごろ太陽が真南に来たとき(12時ちょうどとは限らない)にいちばん短く北向き、夕方また長く東向きになる。これは太陽が東→南の高いところ→西と動くため。1日の記録をつなぐと、それがそのまま日時計になる。
🔗 ほかにも
夜の街灯でも影はできるよ。光をさえぎるものがあれば、どんな光でも影ができるんだ。
📚 出典・参考にした情報3件
このページの内容は、次の情報で確かめました(2026年10月10日確認)。 誤りに気づいたときはお問い合わせからお知らせください。
- 国立天文台「太陽の南中時刻はどうすればわかる?」
- 京都大学 地球物理学教室「地球物理学概論 第2回 地球の形と大きさ(PDF)」
- American Physical Society(APS News)「This Month in Physics History: Eratosthenes(英語)」