⚖️ シーソーで大人に勝つ方法
公開 ・更新
といかけ
「シーソーで、おとうさんやおかあさんに勝てる方法があるんだけど、どうすればいいと思う?」
こたえ
棒は、真ん中の支えから遠いところで押すほど、力が強く働く。これが「てこ」。端っこに座ったきみの力は、真ん中の近くに座った大人より強くはたらくんだ。
🗣️ 子どもとの話し方
話ごとに開いて読みます。どの話も、そこで終わってかまいません。
入口といかけ → かんさつ → たねあかし
「シーソーで、おとうさんやおかあさんに勝てる方法があるんだけど、どうすればいいと思う?」
💭 答えに詰まったら
「お父さんに真ん中の近くに座ってもらったら、どうなると思う?」
それでも出てこないときは3択に。「じゃあクイズ。勝つためには、きみはどうすればいいと思う?」
- いちばん端に座る
- 真ん中の近くに座る
- そっと静かに座る
当たっても外れても、「なんでそう思ったの?」と理由を聞いてから先へ進むと会話が続きます。
きみはいちばん端っこに座って、大人には真ん中のほうへ少しずつずれてもらおう。どこでシーソーが動くかな? 降りるときは「降りるよ」と声をかけてから、ゆっくりね。
たねあかし棒は、真ん中の支えから遠いところで押すほど、力が強く働く。これが「てこ」。端っこに座ったきみの力は、真ん中の近くに座った大人より強くはたらくんだ。
🌀 もう一歩
「じゃあ、二人とも同じ体重だったら、どこに座れば勝てる?」
ここで終わらせず、もう一往復すると会話になります。
💬 こう聞かれたら
「なんで端っこだと強いの?」→「支えから遠いほど、少ない力で大きく動かせる決まりがあるんだよ」
⚠️ 安全メモ
勝手に急に降りない(相手がドスンと落ちるよ)。
てこの原理
「重さ×支点からの距離」がつり合うと、棒はバランスする、というきまり。支点から遠いほど小さな力で動かせる。
🔎 もっと知りたい人へ
つり合いは「重さ×支点からの距離」で決まります。これが「てこの原理」。アルキメデスは「立つ場所さえあれば、地球だって動かしてみせる」と言ったと伝えられています(長い棒=てこを使えば、という意味)。てこは支点・力点・作用点の並び方で3種類あり、はさみ(第1種)・栓抜き(第2種)・ピンセット(第3種)と身近な道具に姿を変えています。
✏️ やってみよう2問
(1) 体重20kgの子が支点から2mのところに座っています。体重60kgの大人がつり合うには、支点から何mのところに座ればいい?
こたえを見る
20×2=40。60×□=40 なので □=約0.67m。つまり支点から約67cm。大人は支点のすぐそばに座れば、体重が3倍でもつり合う。
(2) シーソーで、体重が同じ2人がつり合っているとき、片方が支点に近づくとどうなる?
こたえを見る
近づいたほうが上がる。「重さ×距離」が小さくなるため。同じ体重でも座る位置で勝てるのがてこの面白さ。
🔗 ほかにも
固いドアを取っ手の近く(端)で押すと軽いのも、爪切りやはさみも、ぜんぶ「てこ」の仲間。
📚 出典・参考にした情報2件
このページの内容は、次の情報で確かめました(2026年10月10日確認)。 誤りに気づいたときはお問い合わせからお知らせください。
- 大津市科学館「てこの実験(PDF)」
- セント・アンドルーズ大学 MacTutor 数学史アーカイブ「Archimedes of Syracuse(英語)」