🧊 氷が水に浮くのはなぜ?
公開 ・更新
といかけ
「氷をお風呂に入れたら、沈むと思う? 浮くと思う?」
こたえ
氷は、水が固まるときに少しふくらむんだ。重さはそのままで大きくなるから、同じ大きさの水とくらべると軽い。だから浮くんだよ。そして、あたたかいお湯にあたためられて、水に戻ったんだ。
🗣️ 子どもとの話し方
話ごとに開いて読みます。どの話も、そこで終わってかまいません。
入口といかけ → かんさつ → たねあかし
「氷をお風呂に入れたら、沈むと思う? 浮くと思う?」
💭 答えに詰まったら
「氷は水が固まったもの。固まるとき、小さくなったのかな、大きくなったのかな?」
それでも出てこないときは3択に。「じゃあクイズ。水が凍って氷になったとき、大きさはどうなったと思う?」
- ぎゅっと小さくなった
- 少しふくらんだ
- 大きさは変わらない
当たっても外れても、「なんでそう思ったの?」と理由を聞いてから先へ進むと会話が続きます。
おうちの人に冷凍庫の氷をひとつ持ってきてもらって、お湯にそっと入れてみよう。浮くかな? 沈むかな? しばらく見ていると、氷はどうなっていくかな?
たねあかし氷は、水が固まるときに少しふくらむんだ。重さはそのままで大きくなるから、同じ大きさの水とくらべると軽い。だから浮くんだよ。そして、あたたかいお湯にあたためられて、水に戻ったんだ。
🌀 もう一歩
「もし氷が沈む性質だったら、冬の池はどうなると思う?」
ここで終わらせず、もう一往復すると会話になります。
💬 こう聞かれたら
「消えたんじゃないの?」→「水に戻ってお湯に混ざったの。冷たいところに行くと、また氷になれるよ」
⚠️ 安全メモ
氷を長く握らせない(指が痛くなります)。
密度
同じ大きさ(体積)あたりの重さ。水より密度が小さいものは浮き、大きいものは沈む。
浮力
水や空気が、その中にあるものを押し上げる力。押しのけた水の重さと同じ大きさになる。
🔎 もっと知りたい人へ
ふつう物は液体から固体になると縮むのに、水はめずらしく、凍ると体積が約1割(9%)ふえて、同じ体積でくらべると軽くなります。水の分子が氷になるとき、すきまの多い六角形の結晶を組むからです。もし氷が沈む性質だったら、湖や海は底から凍りつき、冬に水中の生き物は生き延びられなかったかもしれません。雪の結晶が六角形なのも、同じ理由です。
✏️ やってみよう1問
氷を水に浮かべて、水面から出ている部分がどのくらいか観察してみよう。
こたえを見る
水面の上に出るのは全体のおよそ1割だけで、9割は水の中。見えているのはほんの一部、という意味の「氷山の一角」という言葉は、この様子をたとえたもの。
🔗 ほかにも
かき氷もアイスも、あたたかいと水に戻る。逆に水は冷凍庫で氷になる。行ったり来たりできるんだ。
📚 出典・参考にした情報3件
このページの内容は、次の情報で確かめました(2026年10月10日確認)。 誤りに気づいたときはお問い合わせからお知らせください。
- 名古屋大学 宇宙地球環境研究所「海洋50のなぜ 4. 氷が浮くのはなぜ?」
- 中谷宇吉郎 雪の科学館「体積の膨張」
- 日本化学会 近畿支部「Q260 普通、液体から固体になるときは体積が小さくなるのに」