🗺️ 路線図はなぜ実際の地図と形が違うのか
公開 ・更新
といかけ
「でんしゃの路線図って、本当の地図と形がちがうって知ってた?」
こたえ
路線図は、本当の距離や曲がり方をわざとまっすぐに直して、「駅の順番」と「乗りかえ」だけを見やすくした特別な地図。本物そっくりより、大事なことだけ残したほうが分かりやすいことがあるんだ。
🗣️ 子どもとの話し方
話ごとに開いて読みます。どの話も、そこで終わってかまいません。
入口といかけ → かんさつ → たねあかし
「でんしゃの路線図って、本当の地図と形がちがうって知ってた?」
💭 答えに詰まったら
「路線図の駅と駅の間隔、実際も同じだと思う?」
それでも出てこないときは3択に。「じゃあクイズ。路線図は、どんなふうに描かれていると思う?」
- 本当の長さどおり
- 見やすいように直してある
- でたらめに描いてある
当たっても外れても、「なんでそう思ったの?」と理由を聞いてから先へ進むと会話が続きます。
乗る前に路線図を見て「目的地まで いくつ目の駅か」数えておこう。乗ったら、駅につくたびに数えて、答え合わせ!
たねあかし路線図は、本当の距離や曲がり方をわざとまっすぐに直して、「駅の順番」と「乗りかえ」だけを見やすくした特別な地図。本物そっくりより、大事なことだけ残したほうが分かりやすいことがあるんだ。
🌀 もう一歩
「となりどうしの駅のあいだの長さは、本当はどのくらいかな? 地図アプリで調べてみようか」
ここで終わらせず、もう一往復すると会話になります。
💬 こう聞かれたら
「本当の形はどうなってるの?」→「ぐにゃぐにゃ曲がってる。スマホの地図で本当の線路を見てみると おどろくよ」
⚠️ 安全メモ
ホームでは、黄色い線の内側にいよう。路線図は、立ち止まって見ようね。
🔎 もっと知りたい人へ
路線図は地理的な正確さより「乗り換えの分かりやすさ」を優先して描かれています。この描き方を形にしたのは、ロンドン地下鉄で図面をかく仕事をしていたハリー・ベック。前の仕事でかいていた電気の回路図がヒントになったと考えられていて、線を垂直・水平・45度だけにし、駅の間隔をほぼ均等にしました。1931年に提案したときは「新しすぎる」と一度は断られましたが、1933年に配られると大好評に。いまでは世界中の路線図のお手本になっています。
✏️ やってみよう1問
路線図で「となりの駅」に見える2駅を選び、地図アプリで実際の距離を調べてみよう。
こたえを見る
路線図では等間隔でも、実際は数百mから数kmまでバラバラ。郊外では駅と駅の間が長いことが多い。路線図は距離ではなく「つながり方」を正確に描いた図(トポロジー)。
🔗 ほかにも
絵や図で説明するときは「ぜんぶ描く」より「大事なことだけ描く」。お絵かきや発表にも使える考え方だよ。
📚 出典・参考にした情報3件
このページの内容は、次の情報で確かめました(2026年10月10日確認)。 誤りに気づいたときはお問い合わせからお知らせください。
- London Museum(ロンドン博物館)「How Harry Beck revolutionised the Tube map(英語)」
- English Heritage「Harry Beck(英語)」
- インフォマティクス 空間情報クラブ「国内外の路線図に見る表現手法の変化」