🐋 水の中で音が速く伝わる理由
公開 ・更新
といかけ
「音は 空気の中と水の中、どっちがよく伝わると思う?」
こたえ
音は「ものの振動」が伝わったもの。水は空気よりつぶがぎっしり詰まっていて、ぎゅっと押してもほとんど縮まない。だから、押された振動がすぐ隣へ、隣へと伝わっていくんだ(速さは空気の4倍以上)。それに水の中では、音は弱まりにくくて遠くまで届く。クジラが何十kmも先の仲間と声でやりとりできるのは、このおかげなんだ。
🗣️ 子どもとの話し方
話ごとに開いて読みます。どの話も、そこで終わってかまいません。
入口といかけ → かんさつ → たねあかし
「音は 空気の中と水の中、どっちがよく伝わると思う?」
💭 答えに詰まったら
「水の中と空気の中、つぶがぎっしり詰まっているのはどっち?」
それでも出てこないときは3択に。
- 空気の中
- 水の中
- どっちも同じ
当たっても外れても、「なんでそう思ったの?」と理由を聞いてから先へ進むと会話が続きます。
おうちの人がそばにいるときに、鼻と口はお湯の外に出したまま、片耳だけそっとお湯にしずめて、湯ぶねの壁を指でコツコツ。次に顔を上げて同じ強さでコツコツ。水の中と外で、聞こえ方はちがうかな?
たねあかし音は「ものの振動」が伝わったもの。水は空気よりつぶがぎっしり詰まっていて、ぎゅっと押してもほとんど縮まない。だから、押された振動がすぐ隣へ、隣へと伝わっていくんだ(速さは空気の4倍以上)。それに水の中では、音は弱まりにくくて遠くまで届く。クジラが何十kmも先の仲間と声でやりとりできるのは、このおかげなんだ。
🌀 もう一歩
「じゃあ、宇宙では音はどうなると思う?」
ここで終わらせず、もう一往復すると会話になります。
💬 こう聞かれたら
「潜水艦は、水の中でどうやってまわりを調べるの?」→「音を使うんだ。水の中では、電波より音のほうがずっと遠くまで届くからね。これを『ソナー』というよ」
⚠️ 安全メモ
耳をお湯につけるのは、おうちの人がそばにいるときだけ。鼻と口はお湯の外に出しておこう。耳にお湯が入ったら、その耳を下にして軽くトントンすると出てきやすいよ。
音速
音が伝わる速さ。空気中(15℃)で秒速約340m、水中では約1500m。気温が高いほど速くなる。
🔎 もっと知りたい人へ
音は空気中で秒速約340mですが、水中では約1500m。4倍以上速く、しかも空気中より弱まりにくく、遠くまで届きます。分子がぎっしり詰まっていて押し縮めにくい(かたい)ので、振動がすぐ隣に伝わるからです。クジラの声が何十kmも先の仲間に届くのは、この「弱まりにくさ」のおかげです。潜水艦がレーダーではなくソナー(音)を使うのも、水中では電波より音のほうが圧倒的に遠くまで届くからです。
✏️ やってみよう1問
水に沈めた耳(耳を湯船につける)と、水の外の耳で、湯船のふちを軽く叩いた音を聞き比べてみよう。
こたえを見る
水の中と外で、コツコツの聞こえ方が変わる。水は空気よりも音をよく伝えるので、湯ぶねの壁をたたいた振動が、水を通って耳まで届く。
🔗 ほかにも
机に耳をつけて机を指でたたくと大きく聞こえるのも同じ。たいていは、固体>液体>気体の順に音は速いよ。
📚 出典・参考にした情報4件
このページの内容は、次の情報で確かめました(2026年10月10日確認)。 誤りに気づいたときはお問い合わせからお知らせください。
- 海洋研究開発機構(JAMSTEC)「水中音響技術研究グループ」
- 騒音制御(J-STAGE)「解説 水中音の特性(PDF)」
- 米国海洋大気庁(NOAA)「How far does sound travel in the ocean?(英語)」
- 米国海洋大気庁(NOAA Fisheries)「Blue Whale(英語)」